こんにちは!フリーライターの高下まみ@t_mami134です。
みなさんは、なにか「やりたい」って思っていること、ありますか?
私は33になる歳にフリーランスとして独立しましたが、やりたいことは特に見つかっていない状態でした。
「え?そんなんで独立したの?」
「大丈夫??」
と思う人も多いと思いますが、3年目となる今でも無事フリーランス生活を続けられています。
以前の私もそうだったのですが、みなさんは
フリーランス=やりたいことをやる人。
と思い込んでいませんか?
その思い込みを外したら、もっと楽しんで仕事ができるようになるかもしれないですよというご提案をしたいと思います。
フリーランスになる前の私
フリーランスになる前の私は、人材業界の営業として10年過ごす中堅社員。
ベンチャー企業→リクルートという結構強めの営業路線を突っ走っていたので、営業以外の選択肢としてはマネージャーになる道しか残っていませんでした。
しかし、マネージャーになりたいのか?と聞かれると、「能力的にも不足しているかもしれないし、何よりやりたいかどうかわからない…」
という思いになってしまい、どっちにも進めずただひたすらに仕事をこなすという生活を送っていたのです。
そのときの私は、
- やりたいことがない
- 資格はない
- 特技もない
の「3ない」状態。書くとちょっと悲しくなりますね。(笑)
もちろん、クライアントや会社のことは一生懸命考えながら仕事をし、成果は出していました。
でも、将来的な目標がなくなってしまっている状態だったのです。
20代後半~30代の女性に多いのが、こんな意見。
「マネージャーになりたくない(なれないかもしれない)」
「プレッシャーが大きい」
「専業主婦になりたい(笑)」
甘えたことを言うなー!と怒る方もいるかもしれませんが、女性同士の軽い会話で出てくるのはこんな感じ。
いつも頑張っていて成果をしっかり出している子ほど、こんな風に思っているものという実感があります。
私もこんなことを思いながら毎日仕事に向かっていました。
フリーランスへの転機となったこと3つ
- 東日本大震災
- 病気
- 結婚
私の転機となったことはこの3つ。
東日本大震災
1つ目の東日本大震災のときは関東で大きな揺れを経験。会社も出社せずに仕事を。と推奨してくれていたので、働き方を見直すきっかけになりました。
営業は顧客先に行ってこその部分はありますが、その自宅待機の期間電話やメールで対応するという方法で仕事が滞りなく進んだのです。
「あれ?これって在宅でもいけるんじゃないか」
初めてそう思いました。
今思えばそこから、時間と場所にとらわれていたのは自分の考えだったかもしれないと感じ始めていたのかもしれません。
病気
2つ目はその2年後に経験した病気。39度の高熱を出して弱っていたせいか、腎炎になってしまいました。
38度の熱と生理痛のような鈍痛が1週間程度続き、食べ物も受け付けないので点滴で毎日過ごすことに。
途中復帰しようとしたのですが無理で、結局3週間程度安静にしてということでお休みすることになりました。そのとき思ったのは
「体壊してまで、私何やってるんだろう」
ということ。別に会社に強制されていたわけではなく、やらなければと思いこんで長時間仕事をしていました。
これが大きなきっかけとなり、自分はどういう仕事をしたいのか、これからどうなりたいのかを真剣に考えるようになったのです。
日々に忙殺されているということを言い訳に置きっぱなしになっていた考えが、むくむくと頭をもたげてきました。
結婚・転勤
最後のきっかけとなったのが結婚・転勤です。結婚のタイミングで、夫が
「働いても働かなくても好きな方を選んだらいいよ」
と伝えてくれました。
これまで○○しなければ!と思っていた私の考えがこの一言でなくなり、
「何してもいいんだ!」
と考えられるようになりました。変に真面目な部分があるので、「しなければ」から抜け出せなかった私はこの一言で自由への道を踏み出すことができたのです。
こんな3つのきっかけで、私は働き方を変える決断ができるようになりました。
大人はいろんな事情を考えると足が動かなくなってしまうもの。
あなたがもし今の働き方を変えたいと思っているなら、自分自身に「何を選んでもいい。自分の人生なんだから」と言葉をかけてあげてみてください。
選択肢を広げて考えればフリーランスという働き方以外にもいろいろ選択肢があること、自分が選んでもいいんだ!と気がつけるはずです。
資格なし・特技なし・やりたいことなしでフリーランスになった3つの方法
では、おまたせしました(笑)本題の3なしでフリーランスになった方法をご紹介します。
- こんな生き方いいなを具体的にイメージ
- それができそうな仕事を探す
- 試してみる
こんな生き方いいなを具体的にイメージ
リクルート時代一緒に働いていた女性の先輩が、フリーランスになって楽しそうに仕事をしているのを間近に見ていた私。
そのときは私にはフリーランスで生きていくなんてできない!と思っていたのですが、その働き方はとても憧れていました。まさに私が理想とする働き方だったからです。
先輩の働き方はこちらから💁♀️
職場にいなくても自分が理想とする働き方をしている人をSNSでもいいから見つけて、働き方を具体的にイメージしてみるのがおすすめです。
それができそうな仕事を探す
理想とする働き方が見つかったら、それができそうな仕事にはどんなものがあるかを見つけましょう。
やりたいことがもともとある方はそれをやればいいですが、やりたいことが見つからない人は、参入障壁が低い仕事や自分の経験が活かせるような仕事を探してみるのがおすすめです。
私の場合は特にものを書く経験はありませんでした。しかし、営業という仕事柄、インタビューをしているようなものなので、そういった経験が活かせるかなというところもライターを選んだきっかけです。
試してみる
ライターに照準をあわせた私は、ライターにはどんな仕事があるのか、当時アラサー女性でもニーズがありそうなメディアがあるかなどを考えて案件を見るようにしました。
挑戦するならライフスタイルを提案するキュレーションメディアがいいかなと考え、投稿してみることに。
- 誰でも投稿できる
- 投稿した記事が基準に達していれば、採用される
という形態をとっているメディアを発見し、そこに2記事応募してみたのです。
すると、2記事とも合格!
文章を書くことがもしかしたら得意な方なのかもしれないと考えて、ライターの仕事が数多くあるランサーズやクラウドワークスなどのクラウドソーシングサイトに会員登録を行いました。
こんな風にスタートするうちに本当にライターとして過ごせそうという実感を得ることができました。いきなり社会人からフリーランスになるのが不安という方は、複業をスタートすることをおすすめします。
やりたいことがなくても、資格がなくても、特技がなくても自分が実現したい働き方はこの3つのステップで手に入れることができます。自分には無理かもと思って動けなくなるよりも、自分の可能性を信じて一歩踏み出してみませんか?